「本」は物体のことではない。

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まきしです。

面白い記事を見つけました。

「本」は物体のことではない


「ホールアースカタログ」を編集していた人ということを知り、



これを以前読んだのですが、とても面白い本です。

スティーブジョブズがこの雑誌の愛読者ということを知り手にした本でしたが、
日本語のものはまだこれしかないそうです。

以下本文
「本」は物体のことではない。

動作によって、伝える。
言葉を話し、伝える。
言葉を具現化し、伝える


言葉を具現化するために本という書物が作り出された。
それは、「書く」という行為によって生まれ、
人類の発達に大きく寄与したものだと思う。

「話す」には、最低二人の人間が関与し、それぞれの情報交換が行われる。

「書く」ことによって、二人の間に複数の情報が加えられることが可能になった。
第三者の記憶や記録が、文書や図によって記されることで、保管出来、
だれもが、それを一次情報として受け取ることが出来るようになる。

これが積み重なり、現在、「本」という書物がありふれている。

過去から現在に至るまでの人類の進化を辿れる一つの証拠として、存在している。

最近、ホームページを作成することに興味を持ち、
どんな仕組みで出来ているのかを、少し勉強してみた。

それも文字を入力し、それに従いページが表示される。

考えてみると、

「本」は物体のことではない。それは持続して展開される論点やナラティヴだ

リンクより

ネットというページが一つの論点やナラティブになるのも、
作成者の意図によって作り出されたものが
一つのページと化しているからなのだ。
と思うことが出来た。

ネットワークによって、誰もがいまや読むことができ、見ることができる。

この進化にあるのが、
「自分がいま何をしているのか」
というSNSの発展によって、情報にまとまりができるようになった。

データの蓄積などによって示されるもの(不可視)から、可視化しているもの。

これは、本という物体にはならないが、個人のデータという塊、なっている。

ページによって、
タイムライン、スケジュール、動画、画像などの個人のキュレーションが整ったものを作ることが出来る。

これは、人がいままで、ページを読んできたのとは違い、
容易に具現化出来てしまう。
これからどんどんそういうものが出てくると思う。

ネットの中で、文書や画像などのデータ交換から、
お金や物の交換が容易になっていくとだろうと予測する。

生活の質の向上の新たなステップが、そこにあると確信した。

本が物体ではない

それは、いつの日か時間の経過を辿る軌跡を記すことが出来る
あらたな世界を作り出していくことなのかもしれない。


過去記事リンク

「リバース・イノベーション」
「イノベーションのジレンマ」
「シェールガスについてのまとめ」
「ネットバカ」
「しんかろん」
「ホリエモン ゼロ」
「2030年高齢社会」
「機械との競争」
「珈琲のサードウェーブ」
「本のない図書館」
「焙煎室にお邪魔」

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この記事へのコメント
ご無沙汰しています。読書メーターユーザーのKIDS On ホームズです。
茂木誠『経済は世界史から学べ!』のあなたの感想を読みました。ふと思ったのですが茂木の類書で出口治明の『仕事に効く 教養としての「世界史」』を出ていることを考えると。また歴史ブームというか、震災以降にこういう本がまた増えきた感じがしました。
Posted by KIDS On ホームズ at 2014年03月16日 22:59
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