イノベーションのジレンマ

マキタケ

2013年11月07日 14:43

まきしです。

眠るのを忘れて読む本に久しぶりに出会いました。

イノベーションのジレンマを読了。

「イノベーション」という言葉を聞いた時は、
なんとなく、
「新しいもの」と理解していましたが、

いろんなニュースに触れ、
「〜のイノベーション」など記事を読んでいると
確かに「新しいもの」、ではあるのですが
時代の最先端を行っている、や、本当にこれイノベーションなの?、と

「イノベーション」という言葉の意味、定義が曖昧な中で
これを明確な答えにすることはできないのか?

という、疑問を持ちながら読みました。

持続的な技術革新と新しい技術革新と
前者は今まで市場を牽引してきた企業で、後者は新しく市場に参入した企業になり
その中で、組織の能力はプロセスが重要になる。というところが興味深く、

持続的な技術革新をしようとする組織が、新しい価値を生み出す時に
既に出来上がったプロセスを変化することが出来ない、本質的にプロセスがそれから拒む。
という部分で、知的興奮をくすぐられ、なるほど!と一気に、
夜中3時ごろだったけど、目を覚ました。

これが経営者のジレンマになる。

後者は、小規模市場に価値基準があり低い利益率に対応できるコスト構造があり、経営者が直感的に事業を進めることができる。これが、破壊的イノベーションの要素となり、これを元にそのプロセスの正しい戦略を作り、
特徴としては、単純、低価格、性能が低い、の三つとしている。

本のなかでは、ディスクドライブ業界、掘削機業界、ディスカウントストアなどを例にあげていたけど、あまりわかりにくいので、
僕が例を作るとすれば

電子書籍機のKindleのpaperwhiteが破壊的イノベーションなんじゃないかと思います。

iPadのように、画素数や動画や容量、ソフトウェアなどの先端技術をつかわずに、
単純に読書する人向けに作られ、iPadなどの4分の1ほどの値段で買え、性能も低い。
しかし、小規模ながら顧客がいて、潜在市場があった点など
当てはまる点が多い。

これこそ、資源、プロセス、価値基準が、経営者の下で正しく行われていたから、iPadのような機器が出てきても戦略を生きさせ、成功しているものの一つだなと改めて思います。

筆者が電気自動車のイノベーションについての自論を書いていて、
70年代から開発が進められているのにも驚いたけど、
ちょうど今の年代でガソリン車と肩を並べるくらいに走ることが出来るだろうと予測していて、現在それがほとんど当たっていることに驚きました。

イノベーション分野、良著を見つけました。
ネクスト・マーケット以来です。この知的興奮。



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