私が、興味を持った理由は、大学二年生の時に、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)に参加した時に
キーワードとして「生物多様性」をテーマに
生物の生き方について学んだ事がきっかけの一つです。
そこから、「生態学概論」という講義名の中から、
生けるものと生育環境の中から「生物多様性」の一つの論壇として話を聞き、
学べるのではないかと思いました。
経済成長の犠牲として描かれた環境問題から生態系崩壊へと、このプロセスは簡単に行われてしまいます。
生物多様性の中には、人間もその一部に過ぎないという、
生態系の中の一つの生き物として存在する事から生態系を見ている事がとても重要だと感じました。
生態学の中で、生物が環境に適応するという進化から、環境が変わりゆく中での生物の進化、
人間の一番の鍵となるのは変化することに疑問を持たない部分だと思います。
自然を固定化してしまう状況では、時間的齟齬が生じ、環境的齟齬がその中で起きてしまう。
食物連鎖や、生態系の枠組みの中で、生物の関わりがピラミッドとして描かれる事があるなか、
その連鎖反応が引き起こすモノがなにを示しているのか、
ミクロの枠で見るとピラミッドの中の生態系で、
マクロの枠で見るとそれは横の繋がりとともに時間的枠組みを持ったものになる。
生き物が変化しうると同時に、その営みを育む環境がどのように作られているのか、という見方が、「生物多様性」を入口に「生態系」というより俯瞰的に学べるものなのではないのかと思いました。
ある意味、生態学はアルゴリズムを具現化したものではないのかなどと思ったりもします。
私たちの暮らしと、他の生物の暮らし、共通している環境の中で、それぞれが何を必要として暮らしているのか、
どちらもべつの事をしているにも関わらず、相互に刺激を及ぼし合い自然の摂理の一つの中で生きているということに、この面白みを感じました。
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